ふわふわ適当に生きるakilynnの毎日を綴ったものですが、
日記とかではないので、更新は気の向くままでございます。

2012年11月21日水曜日

登山の遭難事故

どうもーakilynnです。お久でーす。
まだニートです。困ったな。面接受けたり書類送ったりしたんですけど全滅気味。
正社員とかないんですねぇ。ハードル下げて派遣や契約社員も探してるのですが。
なかなか無理ぽ。
ハロワで、職種も全然変えて検索して、せめて面接までこぎつけたいと思ってます。

置いといて。
そんなアタシはすっかり暇で、本当にしばらくぶりに読書などしています。
目がショボショボするは。

実は読書のきっかけとなる事故が、最近起こっています。
「11月6日、アミューズトラベル主催による万里の長城、遭難事故」です。
日本人3人が低体温症により亡くなられており、ツアー参加者ではお一人のみ生還されたとのこと。

最初は、普通に万里の長城を見て回る観光ツアーで、少しだけ遠くまで行っただけなのかと思いました。
そんなツアーで遭難してしまうなんて、運が悪いなぁと。

ところが、その後明らかになった所によれば、万里の長城の辺境地をトレッキングしながら巡る、軽登山に近いツアーだった事が分かって、「あー万里の長城の端っこに行ってたのか」と納得しました。しかもそこは本来入ってはいけない場所だったとか。(遺跡を守るため)

また更に11月20日にも今度は北京から出かけていた中国人の7人のうちお二人が雪中で身動きが取れないまま、低体温症で亡くなってしまったというニュースも飛び込んできました。
こちらも万里の長城の中では、入ってはいけないとされている場所で起こってしまった事故のようです。

しかし。
アタシは山とか登りませんし。第一運動嫌いですし。なんでこんなもんに興味を持ったのか、と言いますと。

2009年7月(夏山!)で、北海道トムラウシで起こった、大量遭難を全く知らなかった事に端を発します。

2009年夏・・・アタシは何をやっていて、この大事故をしらなかったのだろうか。

実はもっと前、1994年2月に、吾妻連峰での雪山遭難事故は、たまったまやってたNHKスペシャルでドキュメントを、見ていました。偶然なんですけど、見てたらぐいぐい見入っちゃって。

すべてが裏目裏目に出て、7人パーティーのうち、生還できたのはたった二人。引き返せるポイントを全て見過ごし、または逆に判断し、隊は乱れていきます。徐々に意識を失ってゆく低体温症、降り止まぬ雪、激しい風・・・なぜこんな悪条件の中、このパーティーはさっさと下山しなかったのか。淡々と語るナレーションがかえって恐怖を煽ります。
今でも動画サイトで見れます。ニコニコとか。けっこう必見。本当に、自然を見誤ると太刀打ちできません。

2012年5月北アルプスで8人が凍死した事故の記憶もまだ生々しいですね。
生還された方が誰ひとりといないので、どういう状況だったのか、僅かな真実を知ることもできません。こちらも無理を押しての出発だったようです。持っていた装備を身につける間もなく、一気に低体温症になってしまったと見られています。

万里の長城での遭難を知り、トムラウシ夏山遭難の詳細をネットで見ていると、ついつい本も読みたくなり、文庫本を購入しました。
トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか:」 という文庫本です。アマゾンなんかで入手できます。
怖いですよ。だって夏山なのに、ほぼ凍死ですよ。低体温症ってなってますけど、昔の言葉で言えば疲労凍死です。

前述の吾妻連峰のパーティーは、いわば冬山登山ベテランでした。登山用のスキー履いて、クロカンしながら雪山に入るわけです。団結も、仲間意識もあったと思います。一人ずつ分担して責任を果たしていたと思うし。

しかし、アミューズトラベルの場合は違います。
ツアー登山です。
現地で初めて知り合った人達が、ガイドさんに連れられて、単独では登れないような山を目指すわけです。
登山に行く時は個人責任だ!と言い切ってしまうには、あまりに無作為に集められた参加者ではなかったか、と思うのです。

日本人にありがちな、「集団の中にいたらなんとかなるんじゃないか」が通用しない世界なのに、ツアー登山がそれを忘れさせてしまうのでしょう。

これって、普段の生活にも言えることで。
自分を見失いがちなアタシには、「こっち行っちゃいけない」っていう間違えた判断を、もう何度もしているんじゃないのかしら、と思うわけです。

石橋を叩くことなくガンガン進んできた自分を、最近ちょっぴり「無謀だったかしら」と反省しています。 .

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